セラミドは、年齢とともに減少してしまう代表的な成分として有名ですね。
そのセラミドには、どんな美容パワーがあるのか?
詳しく検証していきます!
セラミドってどんなもの?
セラミドは、表皮の角質層に存在する“細胞間脂質”のひとつです。
細胞間脂質の働きは細胞の隙間を埋めることと、細胞の中にある水分を蓄えることです。
細胞の隙間が埋まることで外からのダメージが軽減され、健康な肌を保つことが出来ます。
また、水分を蓄えてくれるので潤いのあるお肌を作ってくれます。
セラミドには1~7までの7種類があります。
細胞間脂質はこれらのセラミドが約50%を占めています。
年齢とともに減少
セラミドは年齢とともに減少する成分の代表でもありますね。
20代の一番多い時を100%とすると、40歳頃には約半分にまで減少してしまいます。
セラミドの減少に伴い、お肌は潤いを失って若々しさも薄れてしまいます。
それらを防ぐためにも、セラミドを外から補うことが大切なんです。
セラミドの美容パワー!
乾燥肌対策
セラミドの美容パワーの中で最も注目されているのが、乾燥肌への力です。
セラミドは水分を蓄えて潤いのある肌を維持してくれるので、乾燥肌への対策になります。
また細胞間を埋めることで外からの刺激を軽減してくれます。
乾燥肌は外からの刺激が主な原因なので、それらを軽減させるだけでもかなりの対策になると言えますね。
アトピー性皮膚炎にもオススメ
アトピー性皮膚炎の方の多くは、乾燥肌に悩まされています。
肌の表面が乾燥することでかゆみが生じ、アトピーを酷くしてしまうこともあります。
その対策としてもセラミドはオススメです。
そもそもアトピーの方はセラミドの量が少ないとも言われています。
そのため肌への刺激に弱く、肌荒れになりやすいんですね。
セラミドはお肌をバリアーしてくれる成分でもあるので、そういった意味でもオススメの成分です。
敏感肌対策
アトピーと同じく、敏感肌の方にもオススメなのがセラミドです。
肌が赤くなってしまったり、吹き出物が出やすいと感じることはありませんか?
それらの大きな原因は、お肌のバリアー機能の低下です。
セラミドを摂取することでお肌のバリアー機能が向上し、敏感肌の対策になります。
美肌や美白にも
セラミドは乾燥肌対策のほかに、美肌の維持や美白への関心も高まっています。
シミやしわの原因とされているメラニンの生成を抑制し、キレイを引き出します。
白くてキレイ、そして健康な肌作りにセラミドは欠かせない成分なんですね!
一日の摂取量の目安は?
セラミドの一日の摂取量の目安は600~1200μgです。
常に体内にあるセラミドの量の目安1200μgなので、年齢や体調に応じて適切な量を摂取る事をオススメします。
体内に常に1200μgのセラミドがあると、バリアー機能などがしっかりと働いてくれます。
600~1200μgというと少なく感じますし、何日分かを一気に摂取した方が楽なのでは?と考えてしまいがちですね。
しかしそれでは意味はありません。
セラミドは一日に必要な量を毎日続けることで、違いを感じることが出来ます。
一気にたくさん摂取しても、不必要な分は排出されてしまうのです。
副作用はあるの?
セラミドの摂取による副作用は、いまのところありません。
ただし気をつけて欲しいことはあります。
それが原料についてです。
セラミドは商品によってその原料が異なります。
原料によってはアレルギー反応を起こすこともありますので、成分表示はしっかりと確認するようにしましょう。